12 被爆樹木・若竹町森田隆宅の柿の木 in ナガサキ(Aランク)
根元に大きな傷を残して、秋には実をつけます
個人宅の門の前に立っています
A-bomebed Persimmon in NAGASAKI
▼爆心地からの距離:2,300メートル▼カキノキ科・落葉高木
▼樹齢:70年以上
▼樹高:5m/幹周り:2.2m
▼所在地:長崎市若竹町 個人宅の玄関前
▼Aランク
【木の特徴―根元に傷】
長崎市登録「被爆樹木」には個人宅の木も多く含まれています。ここが広島市との違いですね。広島で登録が認められるのは寺社・仏閣や学校など公の場に立つ木です。森田さんの柿の木は、根元に大きな傷あとがあることが特徴です。ウロに痛々しい治療のあとがあります。森田さんの話では「もっと大きい木だった。原爆と虫食いで小さくなった」という。現在でも葉はよく繁るが、柿の実はなっても落ちるのが早いそうです。
※参考文献:『長崎被爆50周年事業 被爆建造物の記録 植物』(長崎市)
【この木に会いに行こう!】
JR長崎駅から路面電車「赤迫(あかさこ)」行で、終点下車。徒歩10分。
【解説】Aランク:原爆の熱線、爆風及び放射線により破壊、または著しく影響を受け、原爆のすさまじさを感じさせる<こん跡>のあるもの、著しいこん跡は認められないが、当時の社会的状況をとくに強く示唆するもの。(「長崎市被爆建造物等の取り扱い基準」保存対象のランク付けの基準より抜粋)
≪DATA of A-Bombed Trees≫
The Japanese Persimmon/Mr. Morita's tree 2300m from the hypocenter
botanical name:Diospyros kaki
age: 70 years old
height:? m.
surroundings:?m
address:Wakatake-cho,Nagasaki city/
This tree survived the atomic bombing of Nagasaki, about 2300m from the hypocenter. The tree is standing in front of entrance in the Morita's house.June,2017 Shooting
★Let's go to see this tree !
10 minutes walk from the Akasako station.